陸上では設置やメンテナンスの容易性から、膨大な数の気象観測プラットフォームが整備されています。しかし、海や河川等の水面に浮かぶプラットフォームは、常に波浪や流れなどに晒されトラブルも多く、地球の約70%が海であるにも関わらず、その数は陸上の数%にも及びません。
そこで、弊社では計測トラブルを減らし通年稼働できる観測システムとして、センサーやケーブルを使わずに水面変動をモニターできる省電力の小型軽量プラットフォーム(IoT端末)を開発しました。
そして、水面変動をみちびき準天頂衛星により高精度に計測し、AI学習モデルと組み合わせることで、波高・流れ・風速をリアルタイムに推定することが可能となりました。
海洋
海象モニタリングシステム
海況の急変(宮古島:漂流型)
流れの急変(若狭湾:係留型)
図1.海域における波高・流れ・風速のリアルタイムモニタリング
入出港管理システム
図2.港湾における波高と潮位のリアルタイムモニタリング
湖沼・河川
水位計測システム
図3.湖沼・河川の水位のリアルタイムモニタリング
マリンレース
スタートゴール順位判定システム
N-Sports tracking Lab合同会社提供
図4.cm級測位(CLAS)を使った仮想のスタートゴールライン
N-Sports tracking Lab合同会社提供
図5.波高・流れのリアルタイム配信